プラスチック(樹脂)の試作

おもちゃの製造メーカーでは、多くの場合プラスチック(樹脂)を作ったおもちゃが作られます。軽く加工がしやすく、また完成品があぶなくないので低年齢の子供に適したものが作りやすいからです。ただし、どんなに良いアイデアであっても試作を繰り返す事になります。始めに頭の中に思い描いていた形が、実際に手元に来て見ると違っていたり問題を見つけたりするからです。

プラスチック(樹脂)は熱でどろどろに溶かして、金属の型に流し込んで成型します。金属の型の形になる訳で、つまり型の方を設計する必要もあるのです。出来上がってからも微調整が必要で、モックアップを作ったりして出来るだけ型を作り直す回数を減らす努力をします。もちろんそれは、金型の削り出しにお金と労力が掛かるからです。

試作を続けているうちに発覚した問題点を修正し、図面を引き直して金型を作り直します。プラスチック(樹脂)の素材自体はそこまで原価が高いものではないですが、金型を削る費用はやはり職人技が関わって来るので、出来るだけ試作回数が少ないうちに完成出来るように頑張るのが基本です。企画した段階で原材料費だけでなく、繰り返す試作の回数、そして金型を削り出す工数を計算に入れ、プロジェクトの予算を計算出来るようになれば、かなり優れたプランナーと言えるのではないでしょうか。もちろん、周りのメンバーの協力と職人の腕も重要になってきますが、大手メーカーはそういった物が整っているのでしょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする